平成29年10月11日午後2時より、第3回スキルアップセミナー「スーパーコンピューター『京』の見学会」が行われました。

18名の参加者は、はじめに展示ホールに案内され、理化学研究所の案内の方から『京』についての説明を聞いた後、『京』が実際にどのように利用されているのか具体事例のVTRを視聴しました。それは癌治療の創薬において、同じ癌でも人によって微妙に違いのある癌細胞にぴったり合う有効薬剤を、『京』を使ってグラフィックにシュミレーションしていくものでした。『京』は人の手が届かないことをコンピューターシュミレーションにより、手の届くものにしてくれることがよく理解できました。

そのほかにも『京』を守る建物の免震設備や冷却システムなども見学することができました。免震設備や冷却システムは、『京』の建物に限らず、同様の目的を持った大きな施設には共通のものであり、設備を間近で見学できたことは大変有意義でした。

案内の方の説明も大変わかり易く、参加者からのいろいろな質問にも丁寧にお答えいただき、とても充実した見学会となりました。

『京』の後継機として、ポスト『京』の開発が進んでいるそうです。未来のスパコンがさらにどのように進化していくのか、とても楽しみです。(了)